スケルトンとは、屋根、骨格、基礎、の構造と性能
弊社では、ロイヤルハウスのフランチャイズに加盟している関係で、「頭のよい子が育つ家」の著者である四十万靖先生の講演などで、その本当の意味などを直接きく機会がありました。
また、女性建築家を始め、数多くの方が子育てに関する著書を出されており、参考にしてきました。
それらには、だいたいにおいて共通点があります。
その中の、子供の学習意欲といった点に注目した場合、共通するのは以下の2点であると思います。
「コミュニケーション」と「モチベーション」
何らかの方法で「コミュニケーション」の機会を増やし、子供の「モチベーション」をあげてやれば、学習意欲が高まるというわけです。
考えてみれば、至極当たり前のことのように思えます。
しかし、その実現方法には、家族構成、立地、暮らし方、性格(特に親の性格)、などなど、様々な要因を加味する必要があります。書籍に書かれている工夫を、そのまま取り入れられることはまれで、それぞれのケースでアレンジしてやる必要が出るわけです。
たとえば、一番ポピュラーにいわれていることで、リビングやダイニングに勉強空間を設けるというのがありますが、そんな方法一つとっても、いくつか考えなくてはいけない要素があります。
・リビングとダイニングは一体のレイアウトなのか分けるのか?
・テレビを見ながらの「ながら勉強」をよしとするのか否とするのか?
・来客はあるのか?頻度や属性はどうか?
・家族構成はどうなのか?
・etc
それらによって、場所、大きさ、素材、恒久的か暫定的か、付属する収納の考え方、などなど、考慮する点は結構あったりします。
家中のいくつかのポイントそれぞれについて、いくつかの考えなくてはいけない要素を知った上で、それ考慮していくことになりますので、やはり、一般の方が本を読んでできあがり、ということは難しく、我々専門家が提案させていただくことの意味もあるというわけです。
実際には、すべての思い当たる項目について、詰問していくわけではありませんし、子供の勉強だけが家づくりのすべてではありませんので、普段の打ち合わせの中では、何となくそういった要素を感じ取りながら、総合的に間取りの提案をしております。