2012年12月22日
本格的なホームシアターを検討の場合は、お施主様に合った専門の「インストーラー」をご紹介いただき、その指示に合わせて協業をしていく形になります。
遮音構造の施工から吸音材の取付や気密化工事、設備ダクトやコンセント廻りの処理など、施工能力そのものは水準を確保しておりますので安心してご依頼ください。
専門のインストーラーさんが計画するようなホームシアターに比べると、萩森建設が計画をするホームシアターとはもう少しライトなものになります。
インストーラーさんと違い、機器などの知識もそれほどあるわけではないので、機器類の選定もお客様主導になります。
ベタな表現になり恐縮ですが、スピーカー、アンプ、投影機、スクリーンなどの主要機器類の合計が200万円を越えるような計画をお考えの場合は、専門のインストーラーさんを交えて検討する事を強くお勧めします。
100万円以上200万円くらいまでの場合でも、ご本人が造詣が深い場合を除き、それぞれの機器を調整して能力を発揮できる専門家に参画していただくことをお勧めします。
さて、前置きが長くなりましたが、機器価格数万円から100万円くらいまでの投資でも、かなり充実したオーディオビジュアル体験をする事ができます。
しかし、専門家に依頼するほどの予算はとれませんので、計画の方向によって満足度が大きく変わってしまう危険性もあります。
そのような「専門家の意見を仰ぐほどの予算はないが、充実したオーディオビジュアル体験を自分たちで計画していきたい。」という場合に、萩森建設が考えることをまとめました。
特に、スピーカーセッティングで2.1ch時を重視した構成を考えるのか(主に、音楽重視の方)、5.1chや7.1ch時を重視した構成を考えるのか(映画など臨場感重視の方)は、全体のイメージを練り上げていく上でも何となく違うかなと言う気がします。それは、高精細でコントラストもはっきりしたディスプレイのテレビ映像でいくのか、迫力重視の大画面プロジェクターでいくのか、という部分にもつながります。
【目的を考える】
【手段を考える】
ホームシアターを計画される場合、萩森建設ではテレビやプロジェクター、アンプやスピーカーなどの機器類の選択に対して意見を述べる能力はありません。
しかし、ライトな計画であっても、上記の項目程度は建築側で最低限検討しておかないと、後からではどうしようもない項目です。
これらは、やはり、住宅全体の計画にも影響を及ぼします。
上記の要素を日常の生活空間と上手く融合することで、あまり予算を掛けることなく満足のいく計画をする事も可能ですし、少し本格的な専用室を計画するのもおもしろいです。
ほとんどのお宅では、どのみちテレビは見るし音楽もきくでしょう。下手をすれば、キッチンやお風呂を使う時間よりも多いかもしれません。
少し、オーディオビジュアル系に情熱を傾けて生活に彩りを与えるのも、すてきな選択かもしれませんね。
2012年12月21日
萩森建設がガレージハウスを計画するときに考えることをまとめました。
ガレージは、スパンを広くとる場合が多く、出入り口は基礎も大きく欠くため、構造的には厳しい条件になります。
建築基準法の範囲でチェックはかかりませんので、特別留意することなくガレージを計画することも可能ですが、構造的にはとても不安な物になってしまいます。
しっかりした構造計画のないインナーガレージは避けるべきです。
また、日常使いもする自動車用か、乗る機会は多くない自動車用かによっても大きく計画は変わります。一般的にガレージハウスは趣味性の高い場合が多いですが、それだけに目的が中途半端になってしまうともったいない空間になってしまう場合が多いです。
【目的を考える】
【手段を考える】
インナーガレージの計画は、構造的な検討と切っても切り離せません。広さはもちろんのこと、シャッターの形式、開口部や出入り口の取り方、ホイストなどの設置の有無、天井高さの設定、居室や上階との関係など、計画が変わればその都度、構造的な検討が必要ですし建物全体にも影響を与えます。
構造によっては、基礎の補強など思わぬ場所に費用がかかったりする場合もありますので、目的に合わせた計画と同時に無理のない構造計画を同時に考えないと不合理で不経済な建物になってしまう事もあります。
限られた予算や制限の中で、楽しい目的のカーライフを満喫するには、
ガレージハウスの計画には、そういったノウハウが必要です。