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家づくり・業者選びの知識
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萩森建設の家づくり
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社長 萩森

地元に根付いて40年。 皆さんは家を「買って」いませんか? 家は「創る」ものだと考えています。 木の事はどうぞおまかせ下さい。

構造の知識

構造とは、一般的にはいわゆる主要構造部のことをさします。ただし、ここでは断熱などの性能維持に関することは別途扱うこととし、基礎や柱など構造耐力上主要な部分についての知識としています。

シロアリについて

シロアリ対策は、大きく分けて2通りあります。

一つは、建物内部にシロアリが侵入しないように防ぐ対策で
もう一つは、建物周辺からシロアリをいなくする対策です。

どちらも様々な手法があります。

建築屋としては、まず前者の対策を充実させることを考えます。
建物内部は、薬剤の再塗布を完璧に行うことはなかなか難しいので、できる限り薬剤に頼らない手法を検討します。
その効果に大きく影響するのが、実は間取りやデザインです。
建築的なシロアリ対策の有効性を損ねるデザインもあります。
しかし、シロアリ対策を最優先にして、他のより魅力的な提案をあきらめることはナンセンスです。

そこで、シロアリ対策を建物側で徹底するのが難しい場合は、そもそもシロアリが周辺にいないように周辺土壌に対する対策を行うわけです。
シロアリの巣の本体は、女王アリのいる土の中です。無数にいるアリを全滅させるようなイメージで土壌対策を想像すると、そんな事って本当にできるのかしら?と懐疑的になってしまいますが、実際は、女王アリが住めなければシロアリ被害は起きません。(最近は外来種による例外があるので、言い切るのは問題なのですが、事例としては今のところ無視できるかなぁ、という数なので。)土壌の消毒などにより、相当に確実な対策ができます。
しかし、この対策は、定期的なメンテナンスが必要です。
いろいろな手法はありますが、種類や方法が違っても何らかの薬剤に頼ることになりますので、薬剤の効果が持続する期間ごとの再施工が必要になります。

カタログ映えのする様々なシロアリ対策を同じようにした場合でも、間取りやデザイン、周辺環境により、シロアリリスクは異なります。
「絶対」はありませんが、リスクが比較的大きい場合は、周辺土壌対策を考慮することも必要でしょう。

ローコストを目指す建物構造

そんなに強い建物でなくても良いと思えば、強い工法で作れば、ずいぶん部材を減らせます。
ローコスト住宅に、おおむねそこそこ強い工法が使われているのはこのためです。

ただし、耐久性とローコストの両立は、いまだに難しいことの一つになっています。
ホームセンターで売られているカラーボックスなど、あんなに薄い面材を貼り合わせただけでも、使用に十分耐える強度を持っています。しかし、耐久性となると、ちょっと屋外に出しただけでも、あっという間に劣化してしまいます。


強い工法は強い建物とは限らない

強い工法で建てると強い建物になるという、大きな勘違いがあります。

弱い工法で強い建物を建てることもできますし、強い工法で弱い建物を建てることもできます。
ただし、弱い工法で強い建物を建てようと思うと、壁が少々多くなります。強い工法なら、壁が少ないオープンな空間でも強い建物を建てることができます。度が過ぎれば、弱い建物になります。

住宅で言う「構造」とは

最初に、住宅で言う「構造」とは何かを考えてみます。

辞書で引くと、「全体を形づくっている種々の材料による各部分の組み合わせ。」(引用:goo辞書)ということのようです。つまり、基礎、柱、梁などの、外力に耐える骨組みのことになります。

大きな地震や大きな台風に耐えたり、その耐える状況が長く続く耐久性を持っていると、「良い構造」ということになります。
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